ウイントリビュートは中山３Ｒに出走、４着でした。
馬体重は−８。昨暮から中１月で使われずっと減らしての４５２。ここは極限の馬体というか、ギリギリの仕上げに見える。一発気配。人気のレオはいかにも押し出されてという感じ。蹴って、デビュー戦の馬とケイアイから３連複。
まずまずのスタート。最内枠だけに半端な位置取りが出来ず、一旦下げる。コーナーでは最後方。４角で外へ出し、直線目立つ脚で追い込むも、前との差は大きく、３着を捉えきれない４着まで。
後ろから行った馬では脚が抜けていた。横で落馬がなければ３着はあったか。額面上は権利取っての及第点競馬だが、前との差は大きく、相変わらず１．５秒以内では走れない。勝った馬は２戦目。これを別とすると、２着馬とトリビュートの差が、未勝利を突破できる馬と出来ない馬の差のようにも感じた。
いずれにせよ、力は出し切った。お釣りもなさそう。これで、一旦放牧して立て直しになるだろう。幸い権利はあるので、レースは選べる。相手関係が全ての追い込み馬。夏になると厳しい気がする。春後半で一発挑戦したい。
▼クラブコメント
坂井英光騎手 抑えて競馬をしてほしいという指示でしたが、思っていたより後ろのポジションになったのは、掛かってしまいそうな雰囲気があったため、これなら思い切って控えたほうがいいと判断したからでした。動き出しももう少し早めのつもりだったのですが、周りが一斉に動いたので、仕掛けを遅らせました。それでもいい反応を見せてくれましたし、ラストはいい脚で追い上げてくれました。外からインに切れ込んできた馬を避ける場面はありましたが、それがなければ落馬事故の影響をモロに受けたと思うだけに、結果的には不幸中の幸いでした。これからもっとよくなると思います。
戸田博文調教師 状態がどんどんよくなっていますし、きょうはラストで反応よく脚を伸ばせたのは収穫です。落ち着きも出てきていますし、力もついてきています。だいぶいい雰囲気になってきましたし、馬が上昇しているのは間違いありません。次走の優先出走権を取ることができましたし、次もいい競馬ができると思います。
及川の目 １番枠ということで、ゲート内で待たされてしまったこともあり、スタートはあまりよくありませんでした。さらにスタート直後は少し行きたがるところも見せていましたが、後方まで下げたことで落ち着いて追走できていました。３コーナーでは後方２番手。直線では外からインに切れ込んだ馬に少し前をカットされるようなところがありましたが、それでもいい脚を使って４着。落馬があり、難しい条件の中であったことを考えれば、価値のある内容だったと思います。１戦１戦着実に上昇していますし、もう少し器用さが出てくればさらに好結果を出せるものと思います。
ポジティブだな〜。まあでも、事故に巻き込まれなかったような運があるのも事実。頑張って欲しいです。
