個人的には近年最高のカバーアルバム。

COVER ALL-HO!

COVER ALL-HO!

 勿論徳永英明の「VOCALIST」シリーズも良いのだけれど、徳永は声が綺麗すぎて、女性の歌に特化されてる分「違和感が無さ過ぎる」。カバーはカバーなので、オリジナル以上の完成度になられても何だかなあ、と言うところ。程々のリスペクトと、程々の遊び心が欲しい。あと、徳永は徳永としての名曲が多すぎて、人の歌うより自分の歌を歌っててほしい。そういう意味では、山崎まさよしの「程々加減」は完璧で、ピロウズのカバーアルバム(これは正しくはトリビュートアルバムだけど)「シンクロナイズド・ロッカーズ」と並んで、私個人的にはカバーアルバムの最高傑作と言いたい。

 選曲もまた奮っている。「Sweet Memories」「さらば恋人」「アンダルシアに憧れて」。他の曲も、誰もが知っている曲で、それで居てなかなかカバーされなさそうな曲。イイ。

COVER ALL-YO!

COVER ALL-YO!

 同時に出たこちらも選曲の良さでは甲乙付けがたい。「Englishman in New York」だけでも個人的には満足だけど、他の曲も「HO」同様、普通に音楽を人並みに聴く人なら知らない曲はない、それで居てやっぱちょっと「微妙な」(←褒め言葉)ラインナップ。イイ。

 山崎まさよし好きじゃなくても、ゆるりと聞ける名盤だと思いますので、是非聴いてみてください。

当ブログの一口馬主関連記事の一部はキャロットクラブさまより許可をいただき転載しております。記事の再引用、転載はご遠慮願います。